【開拓記念碑や延命茶など】執筆:三島憲一
※エッセイ集
(野尻湖・黒姫・妙高にかかわった文人・墨客・市井の人々)
【与謝野晶子と赤倉・池の平】執筆:三島憲一
※エッセイ集
(野尻湖・黒姫・妙高にかかわった文人・墨客・市井の人々)
【中勘助の弁天島生活】執筆:三島憲一
※エッセイ集
(野尻湖・黒姫・妙高にかかわった文人・墨客・市井の人々)
【中勘助と弁天島】執筆:三島憲一
※エッセイ集
(野尻湖・黒姫・妙高にかかわった文人・墨客・市井の人々)
【黒姫童話館とミヒャエル・エンデ】 執筆:三島憲一
※エッセイ集
(野尻湖・黒姫・妙高にかかわった文人・墨客・市井の人々)
【「舞踏会の手帳」と野尻湖】執筆:三島憲一
※エッセイ集
(野尻湖・黒姫・妙高にかかわった文人・墨客・市井の人々)
【ナウマンゾウのナウマン氏とはどんな人?】 執筆:三島憲一
※エッセイ集
(野尻湖・黒姫・妙高にかかわった文人・墨客・市井の人々)
【堀辰雄の野尻湖訪問】執筆:三島憲一
※エッセイ集
(野尻湖・黒姫・妙高にかかわった文人・墨客・市井の人々)
エッセイ 野尻湖50年(4) 【NGTに別荘持つことの価値】 松風台南14 内藤壽夫
前回、気候変動に触れたが、本年も昨年同様な猛暑であろうか? 降雪は早期に融けて農繁期の渇水、野尻湖の水面大幅低下もあり得る。温暖化による偏西風の蛇行は、降雪と急激な融雪を繰りかえすことになり、除雪費用は必要だが雪おろしは減るとNGTの財政にも影響しかねない。
猛暑が避暑地の価値を高めるという現象は現実に軽井沢の隣接御代田町で発生している。東信の商業と医療の中心地佐久に近く、地価も手頃なため、中高年、若者の移住が増えている。人口は過去25年で14%増となっている。この動きが信濃町に直ちに及ぶとは言えないが、気候変動が過疎寒冷地を活性化するというのは幻想ではないかもしれない。
言うまでもなくNGTは、北信5岳、野尻湖の優れた景観、ウインタースポーツ含め四季が楽しめる点では日本有数の希少な立地にある。赤倉一信州の多数の戦も楽しめる。また、長野、小布施、松代など文化財や旧跡も多い。しかし、信濃町の人口は減り続け50年経過して公共交通機関は大変不便になってしまった。小生も80の壁を痛感する年齢となり、車の運転も遠慮すべき状況にある。以下NGTが今後改善、解決したい問題を思いつくまま挙げてみる。あくまで個人的な意見であることをお断りしたい。
(1)NGTの最大の問題は、車がないと行動が大幅に制限されることであろうか。
タクシー利用も信濃町の初乗り補助があっても負担は大きい。既に手は打たれてはいるがライドシェア等の動きも踏まえて更なる充実が望まれる。法人又はクラブの会員制による車両利用なども検討課題であろうか。
(2)基礎管理(道路、水道など)の維持、改善
水道などは50年経過して老朽化が顕著で、水漏れなどに法人職員は懸命に対応しているが予算に限りがあるため、イタチごっこの感もある。用途を水道に限定せず、インフラ維持改善のためマンションの修繕積立金制度に倣った恒久的な資金対策は出来ないだろうか。
(3) クラブ活動の本格的な再開
ここ10年、高木代表の文字通り孤軍奮闘に甘えてきた。しかしここ4年コロナの影響は誠に大きく、クラブ活動の大きな効果である組合員の親睦、コミュニケーションの促進は大きく損なわれてしまった。コロナも、インフルエンザに近い形になることを期待したい。本年度は諸行事の復活、新たな企画なども高木代表中心に検討されている。若い世代のニーズも変化しているであろうが、小生も小旅行、講演など幾つか提案してみたいと考えている。特に若い世代の方々の積極的なご提案、ご参加をぜひお願いしたい。
エッセイ 野尻湖50年(3) 【NGTに別荘持つことの価値】 松風台南14 内藤壽夫
昨年は私の50年以上になる野尻湖とのかかわりでも記憶にない豪雪であり、現場職員は大変な苦労であった。本年(2023年)は、例年対比降雪は少なめであったが10年に一度という寒波に見舞われてマイナス15度を記録した。さらに今夏は日本の多くの場所で記録的な猛暑となった。北日本海側の多くの地方は太平洋高気圧の縁にあたり、フェーン現象も加わり、信濃町も相当な高温となった。特に7月末は、孫たちは、日中は野尻湖で泳ぐことしか頭に浮かばなかったようである。猛暑は隣の新潟県でひどく、8月は砂漠並みの降雨しかなく、お陰で野尻湖の水は上越の田畑の救いに神となったが、水位はひどく下がって遊覧船の運行にも支障が生じた。
どんなに呑気な人でも、近年の気候変動が、振幅が大きくなったことは実感しているであろう。小生は気候変動の専門家ではないが、長らく環境問題にかかわり多くの情報を得ている。我が国でもアメリカの一部保守派のように、近年の温暖化が人間活動のせいではないと信ずる人もいるが、冷静にデータを見る限り温暖化は急加速している。温暖化にせよ寒冷化にせよ、人間や動植物が対応できない速度で進めば食料事情は急速に悪化し、ただでさえ食料自給率が非常に低い我が国は困窮することが予想される。
そうした中で野尻に第二の拠点を持つ、あるいはこの地に永住される方々は大変幸せかもしれないと感じている。
働き盛りの年代でも通信環境の改善により、仕事の内容次第では、冬季は首都圏、春から秋までは野尻という生活も可能になりつつある。
小生は数年前から、寒冷地で春から紅葉が終わるまで文字通り晴耕雨読の生活を送っている。素人なので失敗も多いが、わずか20坪程度の畑で玉ねぎ、ジャガイモ、トマト他夏野菜、キャベツ、白菜、レタス、モロッコインゲン等を栽培している。ブルーベリーも今年はかなり採れるようになった。無農薬、有機栽培を心掛け自家消費では余る収穫になった。取り組んでみると家庭菜園に過ぎない規模の農業でも大変奥深く、かつ創造的な活動であることを実感している。
野尻も過疎化の進み方は激しい。やや極端な考え方かもしれないが気温の耐え難い程の上昇、食料事情の悪化は、過疎寒冷地の復活に寄与する可能性もある気がする。適切な伐採による樹木を暖房に使用すれば化石燃料の様に一方的に温暖化に影響することもない。自家栽培の野菜や又は地産地消の食材で暮らすことは省エネにも大きく貢献する。加えて空気清浄、豊かな自然に触れての生活は精神衛生的にも優れた生活であることは言うまでもない。
ライブカメラ
野尻湖グリーンタウン神山ロッヂに設置されたカメラからの3分ごとのライブ映像
美山ライブカメラ
野尻湖グリーンタウン美山ロッヂに設置されたカメラの映像
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